アマガエルが口を大きく開けて、パクパクしている光景を見たことことありませんか?
ペットとしてアマガエルを飼育している方でしたら、こんなアマガエルの行動を見たことあると思います。
これは「今脱皮していますよ、」という意味なのです。
脱皮の最中に、こういった口をパクパクさせるアマガエルは、とてもユニークですよね。
わたし、ずいぶん昔にアマガエルの脱皮に遭遇したことあるんですよ!意外と毎日脱皮する個体もいるとか?!
奇跡的にGoogleフォトから発掘できた! pic.twitter.com/9unkAwDwOZ— クイちゃん (@91chan_) 2017年10月20日
皮膚呼吸を楽にするため脱皮する
とても身近な両生類のカエルですが、その生態に詳しいという方は、ほとんどいないと思います。
蛇の脱皮はよく耳にしますが、カエルの脱皮というのはあまり聞かないですよね?
アマガエルなどカエルは一般的に皮膚呼吸をして生きています。
その皮膚の角質化が一気に進むと、酸素を通しにくくなります。
そのため、脱皮をするのであって、アマガエルにとっては大変意味のある行動なのです。
皮膚を回復するため定期的に脱皮する
また、アマガエルなどカエルの皮膚というのは、結構汚れやすく、傷もつきやすいそうです。
乾燥しやすいこともあって、アマガエルは定期的に古い角質層である皮を脱ぐ必要があるのですね。
脱皮する回数ですが、個体により様々です。
しかし、個体や種類によっては、毎日脱皮するカエルもいるそうです。
古くなった角質(皮膚)を脱ぐことで、皮膚呼吸が楽になるというわけですが、とても分かりやすい行動ですよね。
人間からは何のために脱皮しているのか、よくわからないですが納得いく意味のある行動なのですね。
脱皮時間はおよそ5分~15分程度
カエルは蛇と違って、脱皮した自分の皮を食べてしまうそうです。
そのせいでもあるのでしょうか、あまりカエルの脱皮についてよく知られていないと思います。
具体的に脱皮時、どんな行動をとるかと言えば、体をクネクネと捻じらせ、口をパクパク大きく開け、脱皮後の皮を徐々に食べていきます。
その時、脱皮した皮が段々引っ張られていき、この動作を何度も繰り返して、口の周りに皮がなくなっていれば、脱皮完了です。
脱皮が終わるまで、時間にすれば、5分から15分程度です。
まとめ
アマガエルが脱皮する意味ですが、皮膚呼吸を楽にするためという理由のほかに、脱いだ皮を栄養分として餌にしているという説と、天敵の蛇に見つからないよう、姿を変えているという説があるようです。
アマガエルが口をパクパクさせていたら、それは脱皮している証拠です。
何の意味もなく、パクパクさせているのではないのですね。
自然界で生き延びるために、天敵から身を守るために自然界のアマガエルはこんなことをしているのです。
アマガエルを飼育していると、このような珍しい脱皮行動をまじかで見ることができるかもしれないですね。
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