イラスト付きのカレンダーの六月。

梅雨の時期ですが、日本では紫陽花やかたつむりに並んで、梅雨=雨=「カエル」の姿が描かれるのは、よくあることでポピュラーですね。

カエル=雨と言っても過言ではない印象です。

よく「カエルが鳴くと雨が降る」とも言われますが、それは本当なのでしょうか?

先人たちが残した、ただの言い伝え? カエルの鳴き声と雨の関連性について調べてみました。

カエル 鳴く 雨

カエルが鳴くのは雨よりも湿度に関係があった!

カエルの鳴き声というと、水田や水辺の近くで、夜間に聞こえてくる「カエルの大合唱」が有名です。

これは繁殖期を迎えたカエルたちが求愛のために鳴いているのですが、カエルが鳴くのは繁殖期のみだけではありません。

実際、昼間にカエルの鳴き声を聞いたことがある人は多いと思います。

このカエルの鳴き声を聞くと、雨が近付いている……?

実は、カエルは雨の気配を感じて鳴き声を上げているわけではありません。

高くなった湿度に呼応して、鳴き声を上げているのです。

カエルは皮膚呼吸をしています。

この呼吸方法が重大な要因で、皮膚呼吸は魚のエラ呼吸と同じく、空気の中から酸素を体内に取り入れるのではなく、水の中に溶けこんでいる酸素を体内に取り込みます。

湿度が高くなると取り込める酸素が多く呼吸がしやすくなり、従ってカエルの活動は活発になり、よく鳴くようになるという仕組みです。

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まとめ

カエルは呼吸法ゆえに、湿度が高い天気の方が元気になってよく鳴き、反対に湿度の低い晴れの日は、体力の温存のためにあまり鳴かないということが分かりました。

決して雨を予報して鳴いているわけではなく、あくまでも湿度の関係で鳴いています。

なので、雨が降らない湿度の高い日、曇天の時にもよく鳴くということですね。

湿度が低い日よりも高い日の方が、雨が降りやすいのは確かなことなので、カエルの鳴き声が雨を呼ぶ可能性としては、フィフティフィフティくらいでしょうか?

クワックワッとカエルの鳴き声が聞こえてきたら、雨の足音に耳を澄ませてみるのもいいかもしれません。

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