春や夏に他のオタマジャクシよりも一際大きいオタマジャクシを発見!
家に持って帰って飼ってみよう!と思う人もいるかもしれませんが、ちょっと待ってください。
そのオタマジャクシはウジガエルのオタマジャクシかもしれません。
皆さんはウシガエルの飼育が禁止されていることをご存じですか?
ここではウジガエルの飼育についてご紹介します。
ウシガエルの飼育は禁止されているの?
ウシガエルは特定外来生物に指定されているので、飼育することや繁殖させること、生きたものを人に譲ることなどを無許可で行うと罪になってしまいます。
元々は食用のために輸入したものを養殖して増やしていたのですが、養殖したものが逃げ出してしまい、各地で繁殖するようになりました。
ウシガエルは大型で環境の変化に強く、何でも食べてしまうので、他の生物への影響が懸念されています。
IUCNの「世界の侵略的外来種ワースト100」に選定されており、さらに日本生態学会の「日本の侵略的外来種ワースト100」にも選定されています。
もしウシガエル無許可で飼育したり、生きた状態のものを移動させたりすると、最悪3年以下の懲役または300万円以下の罰金などの罰則もあるので、間違えても飼育などしないようにしましょう。
ウシガエルの飼育の許可は取れるの?
ウシガエルなどの特定外来生物は、学術研究、博物館や動物園での展示、教育、生業の維持、その他公益上の必要がある目的のためならば、農林水産省に許可を申請すれば、許可が取れるようです。
この場合でも、逃げ出さないような特別な施設を持っている場合のみになるようです。
ですので、一般の方が愛玩目的でウシガエルやそのオタマジャクシを飼育する許可をとることは難しいようですね。
まとめ
いかがでしたか?
ここではウシガエルの飼育許可についてご紹介しました。
ウシガエルの飼育が禁止されていることはあまり知られていないようですが、飼いきれないと自然に戻してしまう事を行うと、周囲の生態系を破壊してしまう可能性もあるので、ウシガエルを見つけても飼育や移動などは絶対にしないようにしましょう。
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