河川や水田の多い日本では、比較的に身近な生き物であるカエル。

カエルをモチーフにしたアイテムもたくさんあるくらい、日本人の日常に溶けこんだ両生類です。

梅雨や夏の訪れを感じる代名詞の一つ、田んぼが青く茂る頃に聞こえてくるカエルの大合唱。

あんなにもたくさん、どうやって繁殖し、増えているのか?

身近だけど知らない、カエルの繁殖方法について調べました。

カエル 繁殖 方法

カエルの繁殖の方法は「合戦」だった!

カエルの繁殖方法は、種類によって様々です。

ここでは、多くのカエルに見られる一般的な繁殖方法について、お話ししていきたいと思います。

繁殖期に入ると、まずオスが鳴き声を上げてメスを誘います。

鳴き声に誘われてメスが近付いてくると、オスはメスの背中に抱きつき、後ろから覆いかぶさるようにして共寝に入るのです。

この共寝と同時に産卵も行われます。

人間からすると驚きなのが、カエルの多くは集団で繁殖を行うことです。

この、メスのカエルをオスのカエルが奪い合う様を合戦になぞらえて、日本では「かわず合戦」なんて呼び方もされます。

日本ならではの風流さも感じられますが、そこは合戦。

メスカエルは多くのオスカエルに飛びかかられ、亡くなってしまう事もあるのです。

メスだけではなく、オスのカエルもメスと間違われて他のオスカエルに飛び乗られてしまうことがあり、オスメスどちらにとってもカエルの繁殖は命がけなのでした。

卵を産みつける場所も、種類によって多種多様です。

カエルの多くは水中に産卵をしますが、葉っぱの上に産卵をするカエルもいれば、背中に卵を乗せているカエルもいます。

珍しいものだと、メスの体の中で卵を守り、オタマジャクシに育ってから体外に排出するカエルもいます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

夏の風物詩である水田から聞こえてくるカエルの合唱、雨の日に響き合うカエルの鳴き声。

カエルの鳴き声にも種類があり、必ずといったことはありませんが、大合唱の下で「かわず合戦」が繰り広げられているかも知れないと思うと、感慨深いものがあります。

そして命懸けの子孫の繁栄に、身近な生き物であるカエルの世界にも、自然の厳しさを大いに感じられます。

 

 

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