ヒキガエルの卵から飼育している場合に、どうしても直面するのが仔ガエルの飼育です。
成体の大きさからは想像もつかないほど、華奢な体格をしています。
では、いったいどうやってヒキガエルの子どもを育てていけばいいのでしょうか?
子どものヒキガエルを育てていくために必要なことは何?
仔ガエルを育てていくうえでネックとなるのは餌やりの作業です。
どんな餌をどのようにして与えれば、しっかり食べてくれるのでしょう。
幼体のヒキガエルの特徴は?
孵ったばかりのオタマジャクシは、体の中心にくびれがあるダルマのようです。
それから、頭と尻尾に分かれ、ふだん目にするオタマジャクシへと変化していきます。
集団で産卵を数日から1週間もの間かけて行い、卵はゼリー状の物質に包まれています。
ヒキガエルは幼体の時期が短く、仔ガエルになった時の大きさは5㎜~8㎜しかありません。
その後、3ヶ月という期間を経て、3倍の15㎜~24㎜の体長へと成長していきます。
ちょうど3ヶ月くらいの仔ガエルを飼育していくことは大変です。
なぜなら仔ガエルの口に入る、餌となる昆虫を探すことが難しいからです。
仔ガエルを集団で飼育してしまうと、共喰いをするおそれもあると言われています。
幼体のヒキガエルを飼育するには?
餌が含まれている土を採取して、飼育容器に入れ、そこへ仔ガエルを入れましょう。
もちろん、土には餌となるような昆虫が多く含まれていることが条件です。
ヒトの子どもと同じで仔ガエルは食欲旺盛ですから、昆虫が多くいる土を見つけることが重要です。
具体的には、畑や草の茂ったところ、大きな岩のある下などの土などを使い、数日おきに入れ換えるようにしましょう。
その際、クモなどの天敵が入らないように注意してください。
順調に成長していけば、7月〜8月くらいには体長約3㎝になります。
ここまでくれば、ペットショップで売られている小さなコオロギを餌として使用することができます。
まとめ
幼体のヒキガエルを飼育することは難しいですが、餌の多く住んでいる土を利用すれば簡単に飼育できます。
生命の神秘に浸りながら成長過程を観察できるのは、一生に一度あるかないかです。
お子さんと一緒にぜひ貴重な機会を作ってみてくださいね。
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