動物のからだについて学ぶこともあり、生命あるものを犠牲にしてカエルの解剖をすることも学習としてあるかと思います
。そこで、カエルの各消化器官や胃の洗浄について調べてみました。
カエルの各消化器官とは
カエルの体の中の消化器官には、胃・十二指腸・小腸・大腸・盲腸・直腸があります。
胃は、飲み込んできた食物を消化分解する役目があります。カエルは肉食なので蛋白質の分解を行っています。
十二指腸は、胃で消化された内容物が流れ込んできます。ここには胆管の出口があり短銃が分泌されます。
これによって、胃酸を中和して脂肪を吸収されやすくしています。膵管の出口もあり、ここで炭水化物は完全に分解されます。
小腸(空回腸)は、消化分解された食物の栄養分を吸収し、大腸(結腸)は、食品に含まれた水分を吸収する役目があります。
盲腸は、カエルの場合ほとんど機能していません。
直腸は、肛門に連続する大腸の出口です。
という風に、様々な消化器官がカエルの体の中にあります。
カエルの胃の洗浄
カエルは間違って変な物を飲み込んだりすると、胃袋ごと吐き出してしまうという事は聞いたことはありませんか。
カエルが異物を飲み込んだ時、異物ごと胃袋を吐き出すのは有名だそうです。
カエルのほとんどが肉食性で、昆虫などを食べています。
大型のものは小型ほ乳類まで食べるものもあり、陸上で採食するものは、口も非常に大きく、舌を伸ばし昆虫をそこにくっつけて口に引っ張り込むそうです。
また、異物などを飲み込んでしまった時には、胃袋を吐き出しそれを洗う行動をとるようです。
実際に土の塊のようなものを飲み込んでしまったカエルは、胃袋ごと一緒に吐き出していたそうです。
口から大きなピンク色の塊が出てき、ピンク色の肉の塊のようなものについていた茶色い塊を、両前足でこするように、器用に洗って排除しました。
その後は、餌を飲み込むのと同じような感じで”ごっくん”して元に戻したようです。
カエルは異物を誤って飲んでしまったときには胃袋を一緒に吐き出しますが、それは胃袋が千切れてしまうのではなく、吐き出された胃袋は、後で元通りに収納されるので、新しく再生されるという事はないようです。
まとめ
胃袋を吐き出し、それを自ら洗浄して元に戻すは本当にびっくりする行動です。カエルの体の仕組みは本当にすごいですよね。
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