カエルはまだペットとしての歴史が浅い為、飼育している飼い主さんは、さまざまな問題に直面する事が多いと思います。
その中でも、病気に関しての問題が一番心配ですね。
最近では、エキゾチックアニマルを専門として診察・治療をしてくれる病院も増えてきましたが、まだまだ少ないのが現状です。
カエルの病気の種類として、よく見られるのがお腹や足、指の皮膚が赤くなる
レッドレッグ症候群(細菌性皮膚敗血症)という病気です。
レッドレッグ症候群とは
レッドレッグ症候群とは、お腹や足、指や喉元などの皮膚が充血し赤くみえる病気です。
症状として多く見られるのは、皮膚の赤み、ただれ等で進行していくと潰瘍、出血、対処が遅れてしまうと全身に細菌がまわり命を落としてしまいます。
主な原因として考えられるのが、水質汚染と環境の変化によるストレスです。
レッドレッグ症候群は、野生のカエルにはほとんどと言ってもいい程症例がなく、飼育されているカエルが感染します。
また、多数のカエルを同じ水槽で飼育している場合、この病気は感染力が強いので注意が必要です。
細菌の種類として『エロモナス菌』が最も有名ですが、この菌に限らずほかの菌でも感染すると同じような症状が現れます。
一番避けなくてはならないのが、多重感染です。この病気に感染すると免疫力が低下してしまいますので、次から次へと感染してしまいます。
治療方法
まず多数のカエルを一緒に飼育している場合、感染したカエルを隔離し、汚染した水槽を大掃除しましょう。
そして、感染したカエルを病院で診察してもらい症状に合った薬で対応していきます。
他に塩水・抗生物質など獣医さんの指示に従って治療を進めていきましょう。
その他の要因
レッドレッグ症候群以外にも、皮膚疾患の可能性も考えられます。
カエルの皮膚は非常に傷がつきやすい為、ケージ内での怪我や免疫力の低下などで皮膚疾患を起こしてしまう事もあります。
また、カエルにはたくさんの種類がいます。
その中で『チョウセンスズガエル』という種類は、お腹が赤いのが特徴のカエルです。
まとめ
腹部が赤い特徴をもつカエルもいますが、カエルのお腹が赤い要因として、一番に考えられるのがレッドレッグ症候群。
他にも皮膚疾患の可能性もあるので、毎日観察している中で心配な事があれば、すぐにでも専門の病院で受診することをお勧めします。
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