カエルには毒があるといわれています。

アマガエルやヒキガエルなど身近なところにいるカエルたちにも毒があるのならば、触るときにどういうことに気をつければいいのでしょうか。

調べてみました。

どこに毒があるの?

カエルは敵から身を守るために、体内や体表に毒をもっています。

ヒキガエルの仲間は耳の後ろにある耳腺から毒液を出すことができ、わざと敵に噛みつかせたり噴射したりします。

また、背中のいぼからも毒を分泌します。

ヤドクガエルの仲間は皮膚に毒をもっていることが多いようです。

触るとどうなるの?

カエルの毒は刺激を生じさせるものですが、人間の皮膚はぶ厚いため、ほとんどの場合刺激物質が通過しません。

ただ、毒性が強い種類のカエルの場合は、手がひりひりすることがあります。

皮膚粘膜の毒が強い種は、フタイロネコメガエル、ナゾガエル、スズガエル、ニホンアマガエルなどです。

また、ドクアマガエル、サビトマトガエル、ヒキガエルなどは耳腺から白くてねばねばした毒液を出しますので、こちらも注意しましょう。

素手で触ってしまったら、よく手を洗うことが必要です。

目や鼻に入らないように注意する

触っても問題がない毒がほとんどですが、目、鼻、口や傷口に入ると痛みが生じる可能性があります。

触った手でうっかり目をこするなどしないように気をつけてください。

カエル 毒 触る

触れただけで敵を倒せるカエル

野性のヤドクガエルには、皮膚に強い毒をもっているものが多いようです。

これは天敵を撃退するための毒です。

そのなかでもコロンビアなどに生息するモウドクフキヤガエルは最強の毒をもっており、人間でも触っただけで亡くなる場合があります。

先住民らはこのモウドクフキヤガエルの毒を矢の先端に塗って狩りに使用しています。

この毒を1回塗り付けた矢は非常に優れた武器となり、1年以上にわたって多くの獲物を仕留めることができるといわれています。

でも、日本のペットショップなどで飼育されているヤドクガエルには毒はありませんので、触れても害はありません。

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まとめ

素手で触ったときは手洗いをすることが必要なのはもちろん、触れる必要があるときは薄手のビニール手袋をするなどの工夫をするとさらに良いようです。そもそも、人間よりも体温の低いカエルにとっては、人間の素手で触られることは決して心地よいものではなく、ストレスになるようです。極力触らず、そっと見守るのが双方にとって気持ちのいいつき合いになるといえるでしょう。

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