カエルは生活環境の変化に弱くストレスを感じてしまいやすい生き物です。
ストレスから免疫力の低下につながった場合、いろいろな病気を引き起こしてしまいます。そのため、カエルの足が赤くなる病気も様々です。
皮膚が赤みがかってきたら、可能性が高いのは『レッドレッグ症候群』と
『カエルツボカビ症』です。この2つはどちらもカエルの代表的な病気で、
カエルを飼育している方なら一度は耳にしたこともあるかもしれません。
レッドレッグ症候群
レッドレッグ症候群とはカエルに最も多くみられる病気の一つで、手足やお腹の皮膚が赤くなり、症状が悪化してしまうと潰瘍や出血を伴うようになります。
最悪の場合、命を落としてしまう程の怖い病気です。
主な原因は、水槽の水質汚染や、生活環境の変化によるストレスが多いです。
対処法としては、水質を清潔に保つことに加え、ストレスをできるだけ軽減してあげること、また、定期的な健康診断を受けることです。
万が一感染してしまった場合は、専門の病院で早めに受診することをお勧めします。
カエルツボカビ症
カエルツボカビ症とは、こちらもレッドレッグ症候群と同じく両生類に多くみられる病気です。
この病気に対しては、今現在も研究がされており「必ずこうなる」という確定的な情報はまだ明らかにされていませんが、現段階で分かる症状としては、手足などの指先がピンクから赤色に変色する、背中の表面に発疹が増える、触ってもほとんど動かない、皮膚に潰瘍やしこりができる、縮こまったような姿勢などです。
主な原因として考えられることは、こちらも不衛生な環境やストレス、また保菌動物との接触などがあげられます。
最近の研究では、日本のカエルはこの病気に対して免疫力を持っているので感染しても必ず発症するとは限らないという説も出てきています。
基本的に発症してしまうカエルの多くは海外から輸入されたカエルだそうです。
しかし、あくまでも研究段階での話になりますので、もし感染の可能性が見受けられたら、専門の機関で調べてもらいましょう。
まとめ
どちらも感染力の強い恐ろしい病気で、感染から発症までの期間が短いことから、いつもと様子が違ったり、身体に異変が見つかった場合はすぐに専門の方に相談をしましょう。
また、感染力が強いという事はむやみに野外へ連れ出して野生のカエルへ感染してしまう可能性もあるということなので、病院へ行く際も細心の注意が必要になりますので、専門の方や獣医さんに指示を仰ぐといいでしょう。
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