みなさんご存じの通り、カエルは水辺や田んぼで暮らしています。
同じ水辺や田んぼの周辺で暮らしている生き物と言われて思い浮かべるのはなんですか?
今回はトンボに注目してみたいと思います。
実はこのカエルとトンボには同じく水辺に暮らしている生き物として、切っても切れない縁があるのです。
切っても切れないカエルとトンボの関係
カエルもトンボも生き物なので、食べ物を食べないと生きていけません。
実はここにカエルとトンボの切っても切れない関係としてみえてくるものがあります。
トンボの子供の頃はヤゴという生き物です。
カエルの子供の頃はオタマジャクシです。
ここまではみなさんご存じかと思います。
しかし問題はここからで、実はこのヤゴ。
同じ水中で暮らしているオタマジャクシを食べるのです。
生き物の世界は弱肉強食なので、ヤゴも餌になるものは自分が生きていくためにどんどん餌を捕えて食べていきます。
しかしオタマジャクシも食べられてばかりではありません。
弱い子供の時期に強く生き残り、無事カエルになると水中から出て餌を食べながら生活していきます。
そのカエルは主に食事として羽虫を食べます。
その食べる餌の中にトンボも含まれるのです。
一方が食べられてばかりでは生態系のバランスが崩れていきますが、どっちもやられるだけでなく、双方が生きていくための力を全力で出し切ることで生態系のバランスを崩さずにいることができるのです。
まとめ
私達人間も日々生きて食事をとるように、生き物達も食事をとって生きていかなければなりません。今回取り上げてみてみたのはその中でもトンボとカエルの関係でしたが、これは彼らのみならずすべての生き物に言えることなのです。すべての生き物が生きるために食事をし、恋をし、子孫を残すことで、そのまた次の世代へと遺伝子を繋いでいくことができます。これらの関係が崩れると、カエルの鳴き声の聞こえない田んぼであったり、トンボの飛ぶことのない風景が出来上がってしまいます。そんなのは寂しいですよね。これらの環境を守るために我々が何をするべきでしょうか? 少し視点を変えるだけで、昨今の環境問題に関しても見えてくるものがあるかもしれません。
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